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出版社様へ

出版社様へ

 当社は、平成4年より「脱古紙屋」という社長の方針の下、全社員一丸となり、それまでの製紙原料問屋業中心の業態から出版流通代行サービス業へ大きく転換を図り、それまで古紙業に投資していたものを、出版流通代行業務としてのシステム開発、組織作り、人材育成、出版社様への営業活動へと集中的に投資を実施して参りました。この間、出版社様には大変お世話になり、またご協力、ご指導頂き、現在までに260社強の出版社様との取引を開設することが出来ました。
大村紙業は、色々な方々より商売を通じ、出版流通に関する様々なことを学び、経験をさせて頂きました。

 現在の出版業界の大きな課題は、書店からの客注品に対する素早い対応、書店からの発注に対する確実な納期回答、書誌・在庫ステータスの公開、書籍・雑誌の返品率の高止まりを解消すること等であります。その対策として、ここ数年来、大手取次店を中心とした流通改革を行う為、おおきなインフラ整備が実施されて来ました。注文品に関しては、出版VANにおけるインフラを使った注文情報のEDI化、注文情報のオールデータ化による計画搬入の実施。返品業務では、書籍返品の受け皿として取次店同志の協業化。雑誌返品は、取次店現地での古紙化処理等のインフラ構築が行なわれております。

 当社も、この業界標準化の動きに合わせ、標準流通に沿った業務を社内統一業務にすることが業務の統一化、均一化、効率化、品質の向上等の実現に最も早い道であると確信し、それに合わせたシステム投資を実行して参りました。当社に出版社様の商品を預けて頂くことで、全ての商品が出版VANを中心とした業界標準流通に乗り、取次店経由での書店への注文流通はより早く、確実に店着されます。今後、初版製作部数、書店への送品、重版・改装再出荷はより少量多品種化の傾向が強まって行きます。また、現在のような委託制度、再販制度のなかでの流通は限界に来ており、電子化の進展による電子書籍市場拡大も必須であります。

 このような状況下、当社においては、今後も当社の役割である出版社様のバックヤード・流通代行サービス業務をこれまで以上に正確で迅速な作業と業務内容の透明性・公開性を高めるとともに、庄和流通センター(埼玉県春日部市)への拠点集約を更に進めることが生き残りへの唯一の道であると考えております。

 一方で、日本の出版界の未来は、そんなに暗いものでなく、出版文化は日本にとって必要不可欠な文化であり、本は人々の暮らしにおいて、重要な生活必需品であることに変わりはありません。
当社がその出版活動の一旦を担い、またその発展に繋がる仕事に携わっていることは、私にとって大きな誇りであり、当社社員も誇りに持つべきであると考えております。

 これからも多くの出版社様が活発な出版活動をされ、日本の出版文化が更に繁栄をし続けるものと確信しております。

 当社は今後も出版界の発展に少しでも役に立つ仕事を全社員で日々積み重ねて参ります。
今後とも出版社様の流通パートーナーである大村紙業を宜しくお願いいたします。

大村紙業株式会社
    専務取締役
大村直紀